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呉服町春秋 『農業はイケてる』

『ギャル農業』 藤田志穂 中公新書ラクレ ¥735 

 

 私は十年ほど前から家庭菜園を楽しんでいる。冬に畑を掘り起こし土壌の天地換えをする。春先には石灰を蒔き、耕運する。しばらくして肥料を施し畝をつくる。二週間後に種を蒔いたり、苗を植え付ける。あとは放ったらかし。収穫を待つのみ。鳥や虫に食われても自分で作った野菜はとても美味しい。

さて、渋谷のギャルが農業に挑戦する。元年商三億円のギャル社長は若い人が食と農業に興味を持つきっかけになればと、ギャルファッションで農作業をする。「メイクやめたら」と言われるがやめたらテンションが

上がらない。

 若者にとってファッションはとても大事な要素。イケてる農作業着をジーンズのEDWINと組んで開発中。頑張れ「ノギャル」。 (須)